2019/05/28

第30話「小さな防衛線」




アカバネ:「カツ大佐」


カツ:「Onitsuka Tigerもここまでこぎつけた。これなど所詮は一部分の物だろうさ」


アカバネ:「やりますか?大佐」


カツ:「無論だ!」
   「ワンコ、お前の班はここに仕掛けろ」


ワンコ:「は」


カツ:「私とアカバネの班は店舗のバックヤードに向かう」


アカバネ:「は」


ワンコ:「フッ、ちょろいもんだぜ」


カツ:「・・・フフッ、ワンコの方は派手にやったようだな」
   「ニャンコ、聞こえるか?」


ニャンコ:「は、はい、カツ大佐」


カツ:「2019年の日本も暑い。新しいHSINTI(ヘシンティ:形式番号1183A629)を出して店頭で訴求してくれ」


ニャンコ:「わかりました」


カツ:「行くぞ」


アカバネ:「カツ大佐!」


カツ:「構うな。全色ローンチする。店頭が売り切れとなればただちに補充だ、いいな?」


アカバネ:「は!」


ポン:「行きまーす!!」




ポン:「逃がすものか、4足や5足の夏用スニーカーなぞ!あっ」


ニャンコ:「うわーっ、カ、カツ大佐」


アカバネ:「大佐!白くまのHSINTIが買われました」

【HSINTI】#061(勝手にニックネーム:白くま)



















カツ:「止まるな、止まったら売れるものも売れんぞ、売れ!」


ポン:「ん?」
   「チョコミント!!」
   「逃がすものか!」

【HSINTI】#062(勝手にニックネーム:チョコミント)



















ニャンコ:「ま、まだ来る。うわっ!」
     「来る!」


カツ:「HSINTIといえども、一瞬のうちに2足もゲッチューしたのか。相変わらず変態だ・・・。あっ?生チョコレートアイス・・・」


ポン:「わあーっ!!」
   「・・・ゲ、ゲーデルワイス」
   「Onitsuka Tigerのことだ、これからも仕込んでいるな・・・」

 

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