ぶっちゃけ、このモデルを初めて見た時はマジでビックリ(゚д゚)!したよ!!
ランシューをメインに提案してきたasics TIGERが、コート系でしかーも1983年のオールドスタイルをストリートに持ってきたから。。。
ん!?
オールドスタイルだとカッコ良すぎる表現だなぁ。
「部活」臭、の方がしっくりくるわ。(笑)
【GEL-PTG】#159
敢えて言うところの「ケイジャー」ならば、知らない人はいないバッシュの逸足をカジュアルシューズにリビルドしたモデルです。
えぇ、FABRE POINT GETTER Sですよ。
先にリリースされたGEL-PTG MTもそうでしたが、GEL-PTGシリーズはかなり売れている様なんです!!
リアルなFABRE POINT GETTER世代なら、ハァハァするのはわからんでもない。
うん。
正直に言って、なぜにウケているのか、よくわからないんですよ。
SLAM DUNK好きのマンガ枠が山王工業に影響されているのか??
若い世代にクラシックスタイルゆえのシンプルさがウケているのか??
理由はどうあれ、ウケているってことは喜ばしいことには違いないんだけどね。
んで、
FABRE POINT GETTERをどうリビルドしたのか。
先ずはアッパーの素材が違いますね。
GEL-PTGは天然皮革、牛革でしょうかね??
FABRE POINT GETTERはカンガルー革。
カンガルー革は柔らかくて足馴染みが良い代わりに、耐久性はイマイチ。なので、練習でガシガシ履くと破れます。日本謹製ゆえに価格はめっちゃ高いよ。その代わりアッパーやソールの修理も出来たけどね。
シルエットはFABRE POINT GETTERそのものなんだけど、
そこはそれ、カジュアルシューズとしてのアップデートがアチコチ施されています。
FABRE POINT GETTERはぶっちゃけ特別な衝撃吸収をする素材は使われていないけど、GEL-PTGには悲願のfuzeGELが搭載されています。
FABRE POINT GETTERと言えばオレンジの「特別な」インソールですが、
GEL-PTGはオーソライトのんですね。
FABRE POINT GETTERのタンは柔らかいレザー製だけど、
GEL-PTGのタンはメッシュ。
そして、
ボトムパーツですが、
パッと見ぃはFABRE POINT GETTER特有の「グリップポイントトレッドソール」ですが・・・。
相手がFABRE POINT GETTERを履いているとどうしても見えちゃうこのデザインは、少なからずともプレッシャーになっちゃう魔法のデザインなんですよ。(笑)
パターンは同じなんだけど、ソールに刻まれるブランディングが変更されています。
ちょっとややこしいぜ・・・。
現asics TIGER(カジュアルシューズのブランド)のGEL-PTGは"asics"表記。
パフォーマンスモデルとしてasicsでリリースされていたFABRE POINT GETTERは、かつてのパフォーマンスブランドであったasics TIGER表記で、アウトソールにはサイズも入っています。
昨年、惜しまれつつもディスコンになったFABRE POINT GETTERが、カジュアルシューズのGEL-PTGに生まれ変わったことは青天の霹靂ではあったけど、asics TIGERの新しい潮流を感じさせます。
先制点は取った。
さぁ、次はどう攻めるか・・・。
ブランドとしての力量が問われますよ。