【GEL-LYTE III OG】#057
2020年にリリースされたGEL-LYTE III30周年の「ニッポン TRICO de 虜」な逸足のパリヴァージョンです。
確かに2020年から2024年へのバトンタッチ的なモデルだけど、それは2015年の"TRICO"から続くビシッ!と通った揺るぎないストーリーがある様に思います。
今回の"TRICO 2024"はmita sneakersとのコラボレーションではありません。国井さんの「東京改」のSMUというモノ。SHOES MASTERの記事によれば、そのSMUの第1弾なのだそう。つまりは、これからも「東京改」な逸足が続き、2025年のGEL-LYTE IIIの35周年に流れるというストーリー・・・。
恐ろしい、
国井さんのストーリーメイキングの凄さが恐ろしい。。。
「TRICO de 虜」の歴史を軽〜く振り返ってみましょう。
◆GEL-LYTE III "TRICO"
2015年1月23日、GEL-LYTE III 25周年のコラボレーション第1弾としてリリースされました。
◆GEL-LYTE V "TRICO"
2016年1月23日、昨年のGL3"TRICO"を買えなかった多くの人達に向けて、同様のカラーパレットをGEL-LYTE Vに落とし込んだもの。
◆GEL-KAYANO TRAINER "TRICO" & GEL-KAYANO 25 "TRICO"
2018年10月6日、asics原宿フラッグシップストアの1周年とGEL-KAYANOの25周年で3度目の"TRICO"発動。
◆GEL-LYTE III "TRICO 2020 Shigeyuki meets Shigeyuki"
2020年1月23日、GEL-LYTE III 30周年のコラボレーションモデル。東京オリンピックにもフックさせた新解釈の"TRICO"カラー。GEL-LYTE IIIのデザイナーである三ツ井さんと国井さん、二人のシゲユキが出会った奇跡のモデルです。
そして、
2024年に続く・・・。
とまぁ、こんな感じです。
一本筋が通った"TRICO"だからこそ、みんな「虜」になるのでしょう。
"TRICO 2020"が「日の丸」と"TRICO"ならば、
"TRICO 2024"はフランス国旗に見られるトリコロールになっています。
基本的なパーツは踏襲されていますね。
初代から続くつま先のバイピング。コレが有るのと無いのとでは立体感、高級感に違いが出ます。
ミッドソール、アウトソールに続く色の流れ、素晴らしいです。
"TRICO 2020"の内側が初代から続くメキシコラインを彷彿とさせるスポーツを感じさせるモノに対して、
"TRICO 2024"は二重になっている下側に青と赤を配することでさりげなくトリコロールになっています。
吐息でネットはmita sneakersのチェーンリンクになっています。外側が黒、内側が白です。
インナーの素材だったり、
止水ジップ仕様のスプリットタン、
今だとあまり見られなくなったロープレースのスペア、
「東京改」のパッチ、
アウトソールから除く"FAR EAST"、
妖しく光るヒールのGELロゴは、
ガッツリと同じですねー。
ヒールのGEL-LYTE IIIロゴは"TRICO 2020"が日の丸の白い部分に同化させているのに対して、
"TRICO 2024"はオリンピックっぽい金メダルを彷彿させる刺繍になっています。
インソールのデザインはパッ見ぃは同じだけど、チェーンリンクの感じは違いますね。mita sneakersの1階と2階のイメージ、Herringbone Footwearのコンクリートなイメージのグレーが良いね。
mita sneakersの国井栄之ではなく、「東京改」の国井栄之。
それはつまり、fragment designなのか、藤原ヒロシなのかってこと。
「東京改」が全面に出ていることが事件なのですよ!!
「人」が前に出ている、凄いことだよ。2008年の"KIRIMOMI"から始まるasicsとの関係、各社とのコラボレーション、インラインのディレクションの積み重ねが、「人」を前に出しても通じる理由です。
ストーリーメイカー、ストーリーテラーの国井さん、asicsに限らず、これからも魅せてくれるハズです。
2025年までの助走、そして、2025年の本番、かなり楽しみです。
ワクワクさせてくださいねー♪
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