2022/09/18

AIR JORDAN再考370

【AIR JORDAN 3 RETRO】#075



前置き無しでエポックメイキングなシューズです。


AIR JORDAN 3と言えば、
  • Tinkerおじさんがデザインし、MichealのNIKE離れを救った
  • ウイングマークに代わって、新しいロゴであるJUMPMANが登場
  • ビジブルAIRソール
  • セメント・エレファント柄のアクセント
  • 1988年のChicagoオールスターゲームでのフリースローレーンからのダンク
この辺がよく語られること、ですかね。

僕は別視点でAIR JORDAN 3を語ろうかなぁ。

僕が思うAIR JORDAN 3の最も魅力的なポイントは、

美しい3/4(スリークォーター)デザインの確立、です。

1985年〜1988年の間でも3/4(スリークォーター)カットのNIKEバッシュはあったんです。

例えば、

SKY FORCEとか、

BIG NIKEとか、

asicsで言えば、FABRE COURT SENCERとか、CONSのSTARTECH MIDとかね。

HIGHは動きにくいし、LOWだと怪我が心配的な心理で生まれたモノなので、当時はHIGHのデザインを少しだけぶった斬った然でした。

AIR JORDAN 1〜2まではそれぞれHIGHとLOWが用意されていたんだけど、AIR JORDAN 3は1スタイルのみ。つまり、新しいAIR JORDANはコレなんですよ!という強い意志が感じられるのです。

最初から3/4(スリークォーター)カットとして専用デザインされているから、塊感もあって、1つのデザインとして完成している様に思えます。

このカットは以降、AIR JORDAN 4 → AIR JORDAN 5と引き続き・・・な流れに。

AIR JORDAN 3が専用デザインと書いたけど、商売的にはちと割に合わない。



だから、アッパーは専用デザインだけど、ボトムは別なシューズにも流用しちゃおうってなるのよね。


それは、つまり、AIR JORDAN 4とAIR FLIGHT LOWの関係と同じ。


AIR JORDAN 3で言えば、AIR REVOLUTIONです。

一見、HIGHトップだし、ベルト付いているし、スウッシュあるじゃんなんだけど、ボトムをよーく見てね。

同じでしょ!

1987年のAIR MAXでビジブルAIRが登場して、バスケットボールカテゴリーでのビジブルAIRはAIR JORDAN 3であり、AIR REVOLUTIONなわけ。この2足はカテゴリーのトップレンジのシューズに位置づけされています。

このAIR REVOLUTIONにはそのLOWトップ版のAIR ALPHA FORCEがあるけど、ボトムはデチューンされています。

AIR REVOLUTIONのアッパーもじっくり見てみると、AIR JORDAN 3の雰囲気が漂っているのわかるでしょ。

後年、Tinkerおじさんの初期スウッシュ付きデザインなAIR JORDAN 3がリリースされたよね。

ヒールの処理がAIR REVOLUTIONとは違うからアレだけど、AIR REVORUTION → AIR JORDAN 3 → AIR ALPHA FORCEっていうハイトの流れが実は本流だったのかもと考えると、


この写真はとても興味深いわけです。

AIR JORDAN最高ーっ!!

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