2014/10/19

The Pump War

今、スニーカー界を取り巻くキーワードの1つとして、

「'90年代」

というのがあります。

スニーカーのある意味、ビッグバン的な時代とも言えるだろうねー。

コレも100パー万人ウケはしないけど、'90年代を象徴する機能を携えたモデルです。

【NIKE AIR COMMAND FORCE】



David "The Admiral" Robinsonが履いたモデルです。

Davidは、NAVYを経てSan Antonioでプレイし、Dream Teamのメンバーでもあった名プレイヤーです。

センター向けのシューズなので、けっこうなハイトップです。


オーソドックスなレザーのアッパーに


プラパーツを使う作りは正に'90s!!


AIR COMMAND FORCEの1番の特徴はココ、このポッコリです。


'80年代から始まるクッショニング競争は、'90年代に差し掛かると更にフィッティング競争を加えて、スニーカーがスポーツシューズ足る様々な機能をガンガンに追いかけて行くことになります。

1987年、NIKEはそのクッショニング機能"AIR"を可視化させ、クッショニング競争のリードを図ります。

1989年、それは新しいフィッティングテクノロジーの夜明けの年と言っても過言ではありません。

次の新しい時代、'90年代の幕開けに相応しい舞台を用意してくれました。

NIKEはAIR PRESSUREをリリースします。


ベルトだけではなく、専用のキットで空気を入れ、足首周りを固定させる機能があります。


こんな感じでバッグが入ってたんですね。


しかし、同じ年、付属物を用いず、タンにあるPUMPで空気を送り込み、スマートに足をフィットさせるエポックメイキングなシューズがReebokから誕生しました。

THE PUMPです。


このアイデアはNIKEも取り入れ、AIR COMMAND FORCEに搭載させました。

ココをプシュプシュすることで空気を送り込み、


この黒い部分を押して、空気をリリースさせる。そんなメカニズムです。


空気はこの小さい穴から取り入れる様ですね。


このPUMP的なギミックは、Reebokが大成功をおさめた反面、

NIKEは次モデルのAIR FORCE 180 HIGH以降搭載されることはなく、


L.A.GEARもTHE REGULATORで似た様なモデルを出すも、


やっぱりReebokには勝てませんでした。

AIR COMMAND FORCEはReebokに負けたとは言え、NIKEの歴史に残る名品には違いありません。


AIR COMMAND FORCEの魅力はそのPUMP機能だけでなく、そのカラーリングにもあります。

'90年代的なハイライトカラー。


白ベースのシンプルなモデルに映えるその絶妙な配分。


足裏から魅せることも忘れていません。


やっぱり'90sのモデルはその雰囲気も纏いながら味わうのがポイントです。


当時、Davidがやっていたソックスの履き方を真似てみてはどうでしょう?(笑)



おぉ、懐かしいですねー、AIR FORCE IIIです。

Davidが履いてたシューズって名品が多いんですよー。

AIR FORCE STSとか、


AIR FORCE Vとか。


超復刻希望です!!

あっ、

ソックスの話題でしたね。

AIR COMMAND FORCEでもドーナッツ履きしてますよぉ!!


ソックス2枚履き、これからの冬には丁度良いかもね。ww

そう言えば、

もう1つのオリジナルカラーのコレ。


50足限定だって。。。


50足のんは無理でも、ぜひこのバッシュで'90年代を体感して欲しいなぁ。


ナイスなヒップ、してますよ。


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