KISS MY AIRS５

確か、京都のどっかのお店でやっと見つけて買ったんだっけ。

NIKEバブルが弾けたと言うのに、このモデルだけは別格だったね。

18,000円のシルバーのシュッとしたヤツは、もっさい前作を軽く凌駕し、何よりもそのAIRの進化そのものが期待と人気を一気に煽ったのよ。

1997年、今から20年前のお話です。

【NIKE AIR MAX 97 OG QS】#077

1997年って凄く未来を感じた年だったなぁ。。。

FOAM POSITEもそうっしょ。

1995年、AIR TOTAL MAXがアホみたいな状態になって。

翌年、バトンを受け取ったAIR TOTAL MAX 2は、ヒール周りのAIRの形状が見直され、ティアドロップデザインのアッパーが特徴的でした。

1997年になって、SSシーズンのAIR MAXはアッパーのデザインは異なるも、ボトムパーツはAIR TOTAL MAX 2と共通のモノでした。

このAIR MAXは当初、AIR MAX 97と呼ばれていました。1997年にリリースしたからね。でも、進化は"AIR"の進化があってこそ。だからか、後年になってAIR TOTAL MAX 2のバージョンアップ、つまり、AIR MAX 96-IIとカテゴライズされています。

このAIR MAXがダメだったね。どっかのメーカーがデザインを丸パクリして、童貞かパチンコオヤジが履いていたくらい、ダメ。

ネコも杓子ものNIKEバブルが弾けて、過剰在庫で溢れ始めた1997年。津波の波が引く様にミーハー共は消えて、変なジジィが安売りになったAIR JORDANとかNIKEのシューズを履いていた時代よ。

ところが、

1997年のFALLに登場したAIR TOTAL MAX 3は違ったね！！

一気にAIRのボリュームが増え、ミッドソールの大部分をAIRが占める様な進化を見せたんだもん。

シルバーのアッパーを上から見ると、トラックの如き軌跡を描く斬新なパターン。しかーもリフと来た。

スチールメッシュも新しかったねー。

シューレースホールを隠しちゃうのも、この軌跡デザインには必要なことだったんでしょう。

20年経ってるんだぜ。今発表されてもそのデザイン性には未来を感じるけどなぁー。

今年のAIR MAX DAYでの"VOTE FORWARD"企画では、やたらAIR TOTAL MAX 3ベースが散見された様な気がするんですが・・・、

AIR MAX 97の20周年にフックしているからというのは、天邪鬼な見方、ですか？？（笑）

オトナの事情、ちゃいますか？？（笑）

まぁ、良いや。

AIR VAPOR MAX FLYKNITを履いた後では、やはりAIRのボリュームの物足りなさは否めないけど、進化の過程の中で、間違いなく時代を築いた逸足には違いありませんね。